2024年8月29日。
ミルクの4回目の抗がん剤が投与されました。
今回使われた薬は、シクロフォスファミドという抗がん剤です。
💉 抗がん剤の投与と当日のスケジュール
前回までの抗がん剤後も大きな副作用はなく、
この日も、白血球の数値がある程度回復していたため、予定どおり投与が決まりました。
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朝9時頃:病院に到着 → 採血・CBC・点滴・抗がん剤投与
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夕方16時頃:お迎え → 16:30帰宅
🚨 帰宅直後に起きた異変
ミルクをキャリーから出した瞬間、バタリと倒れました。
「起き上がろうとしてもまた倒れる」「歩くことができない」──
今までに見たことのないような状態で、私はパニックになりました。
すぐに病院へ電話をしましたが、
「今戻ってきても、できる処置は限られています。とりあえず様子を見てください。」
という返事。
💧キャリーの中は尿でびっしょり
この日のミルクは、朝9時〜夕方16時過ぎまで、約7時間以上おしっこを我慢していたようで、
キャリーの中はおしっこで溢れていました。
もともと腫瘍の影響で、1日に10回以上トイレに行く状態だったミルクにとって、これは過酷すぎたのだと思います。
おそらく、一時的な尿毒症のような状態になっていたのではと感じています。
⏳ その後の経過と対応の変更
このフラフラの状態は、約24時間続きました。
ごはんも食べず、じっと寝たままのミルクをただ見守るしかなく、不安で仕方ありませんでした。
この経験から、以後の抗がん剤投与の日は以下のようにスケジュールを調整することにしました。
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午前11:30に病院に連れて行く(午前診の最後)
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午後16:00ぴったりに迎えに行く(午後診の開始)
なるべく拘束時間を短くし、ミルクの身体への負担を軽減するよう心がけています。
🧾 診療明細(2024年8月29日)
内容 | 単価 | 数量 | 金額 |
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再診料(犬・猫) | 1,000円 | 1 | 1,000円 |
採血料 | 1,000円 | 1 | 1,000円 |
CBC | 3,000円 | 1 | 3,000円 |
半日入院(猫・ワクチン未接種〜5kg) | 3,000円 | 1 | 3,000円 |
シクロフォスファミド(エンドキサン) | 2,200円 | 1 | 2,200円 |
留置針設置 | 2,500円 | 1 | 2,500円 |
静脈内注射 | 1,500円 | 1 | 1,500円 |
皮下点滴(101〜150ml) | 2,000円 | 1 | 2,000円 |
合計:16,200円+消費税1,620円 → ご請求額:17,820円(税込)
💭 飼い主としての実感
「抗がん剤を打てた」ことに安心していた自分が、
帰宅直後のミルクの姿を見て、深く反省しました。
治療に集中するあまり、「おしっこすらできない時間の長さ」が命取りになることもある。
この日から、私はさらに「生活の質(QOL)」を意識して治療に向き合うようになりました。
📝この記事が誰かの役に立ちますように
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猫の抗がん剤治療で「通院スケジュール」を考えている方
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シクロフォスファミド投与後の副作用が気になる方
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抗がん剤の1日スケジュールや、術後の注意点を知りたい方
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