【#009 猫の抗がん剤4回目 シクロフォスファミド投与と帰宅後の異変】

ミルクの闘病記録

2024年8月29日。
ミルクの4回目の抗がん剤が投与されました。
今回使われた薬は、シクロフォスファミドという抗がん剤です。


💉 抗がん剤の投与と当日のスケジュール

前回までの抗がん剤後も大きな副作用はなく、
この日も、白血球の数値がある程度回復していたため、予定どおり投与が決まりました。

  • 朝9時頃:病院に到着 → 採血・CBC・点滴・抗がん剤投与

  • 夕方16時頃:お迎え → 16:30帰宅


🚨 帰宅直後に起きた異変

ミルクをキャリーから出した瞬間、バタリと倒れました。

「起き上がろうとしてもまた倒れる」「歩くことができない」──
今までに見たことのないような状態で、私はパニックになりました。

すぐに病院へ電話をしましたが、

「今戻ってきても、できる処置は限られています。とりあえず様子を見てください。」

という返事。


💧キャリーの中は尿でびっしょり

この日のミルクは、朝9時〜夕方16時過ぎまで、約7時間以上おしっこを我慢していたようで、
キャリーの中はおしっこで溢れていました。

もともと腫瘍の影響で、1日に10回以上トイレに行く状態だったミルクにとって、これは過酷すぎたのだと思います。

おそらく、一時的な尿毒症のような状態になっていたのではと感じています。


⏳ その後の経過と対応の変更

このフラフラの状態は、約24時間続きました。
ごはんも食べず、じっと寝たままのミルクをただ見守るしかなく、不安で仕方ありませんでした。

この経験から、以後の抗がん剤投与の日は以下のようにスケジュールを調整することにしました。

  • 午前11:30に病院に連れて行く(午前診の最後)

  • 午後16:00ぴったりに迎えに行く(午後診の開始)

なるべく拘束時間を短くし、ミルクの身体への負担を軽減するよう心がけています。


🧾 診療明細(2024年8月29日)

内容 単価 数量 金額
再診料(犬・猫) 1,000円 1 1,000円
採血料 1,000円 1 1,000円
CBC 3,000円 1 3,000円
半日入院(猫・ワクチン未接種〜5kg) 3,000円 1 3,000円
シクロフォスファミド(エンドキサン) 2,200円 1 2,200円
留置針設置 2,500円 1 2,500円
静脈内注射 1,500円 1 1,500円
皮下点滴(101〜150ml) 2,000円 1 2,000円

合計:16,200円+消費税1,620円 → ご請求額:17,820円(税込)


💭 飼い主としての実感

「抗がん剤を打てた」ことに安心していた自分が、
帰宅直後のミルクの姿を見て、深く反省しました。

治療に集中するあまり、「おしっこすらできない時間の長さ」が命取りになることもある。
この日から、私はさらに「生活の質(QOL)」を意識して治療に向き合うようになりました。


📝この記事が誰かの役に立ちますように

  • 猫の抗がん剤治療で「通院スケジュール」を考えている方

  • シクロフォスファミド投与後の副作用が気になる方

  • 抗がん剤の1日スケジュールや、術後の注意点を知りたい方

 

 

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